日本消化器癌発生学会 研究奨励賞歴代受賞者
令和5年度消化器癌発生学会研究奨励賞受賞者
冨山 貴央(九州大学大学院 消化器・総合外科) 肝内胆管癌におけるSignal Regulatory Protein Alpha(SIRPα)を介した自然免疫抑制に関わる検討 |
笹原 正寛(名古屋大学医学部附属病院) Natriuretic peptide receptorを標的とした胃癌新規抗体医薬の開発研究 |
脇 悠平(徳島大学病院 消化器・移植外科) 腫瘍微小環境におけるexosomal micro RNAを介したNrf2 addictionによる肝細胞癌の悪性度増強や薬剤耐性の機序に関する研究 |
篠塚 高宏(名古屋大学大学院医学系研究科 消化器外科学) 臓器嗜好性に焦点をあてた食道癌血行性転移促進因子Double PHD Fingers 1の機能解析 |
横井 亮磨(岐阜大学大学院医学系研究科 消化器外科・小児外科学) 1分子イメージングによるoncogenic KRAS活性化と抑制の定量解析 |
令和4年度消化器癌発生学会研究奨励賞受賞者
臼井 源紀(千葉大学) 大規模コホートを用いた、環境因子およびDNAメチル化蓄積による一次胃癌の発症リスク評価 |
和田 佑馬(徳島大学) 微小環境におけるエクソソームを介した幹細胞薬剤耐性機序解明に関する研究 |
塩見 真一郎(東京大学) 後脚皮下腫瘍移植リンパ節転移モデルマウスを用いた、術前化学療法がリンパ流に及ぼす影響に関する検討 |
志智 俊介(北海道大学) 消化器癌の抗腫瘍免疫システムにおけるDiacylglycerol kinaseζの機能解明 |
柳垣 充(東京慈恵会医科大学) 膵癌におけるライソゾーム酵素制御を介したフェロトーシス誘導による革新的治療の開発 |
野中 謙太朗(九州大学) 機能獲得型変異p53が抗腫瘍効果に与える影響とその分子基盤の解明 |
令和3年度消化器癌発生学会研究奨励賞受賞者
中村 俊介(名古屋大学医学部大学院 医学研究科 消化器外科学専攻) 転写制御因子CSRNP3を介した胃癌化学療法耐性機序の解明 |
坂本 譲(北海道大学大学院医学研究院 消化器外科学教室 I) 肝浸潤リンパ球の網羅的解析を応用したNAFLD肝細胞癌に対する革新的治療法の開発 |
谷合 智彦(東京医科歯科大学 分子腫瘍医学分野) 予後不良型肝細胞癌の分子生物学的特徴の解明と革新的治療法の開発 |
河合 裕成(東京慈恵会医科大学 外科学講座) スフィンゴ脂質関連鬱血性肝癌の分子生物学的機序解明と革新的治療法の開発 |
小澤 直也(群馬大学大学院 総合外科学) 炎症性腸疾患関連発癌における免疫関連蛋白の機能解析と新規治療標的の開発 |
令和2年度消化器癌発生学会研究奨励賞受賞者
高須 千絵(徳島大学) Nrf2を介した微小環境クロストークによる肝細胞癌薬剤耐性機序解明に関する研究 |
松井 信平(慶應義塾大学 外科学教室) 遺伝子発現解析を用いた、肥満関連大腸がんの発癌における微小環境変化の解明 |
中澤 信博(群馬大学大学院総合外科学) 接着細胞分子に注目した胃癌進展機序解明と革新的治療戦略の構築 |
安田 忠仁(熊本大学大学院生命科学研究部消化器外科学分野) 腫瘍間質細胞によって促進される胃癌腹膜播種進展メカニズムの解明 |
澤木 康一(名古屋大学医学部大学院) 細胞膜受容体GABRDを標的とした新規胃癌治療の開発 |
星野 弘毅(群馬大学大学院総合外科学講座 肝胆膵外科学分野) 肝胆膵癌における直鎖状ユビキチン関連シグナルの機能解析と革新的治療開発を目指した基礎的研究 |
西村 貞徳(大阪市立大学大学院医学研究科) 肝転移巣癌関連線維芽細胞からの膵癌肝転移マーカーおよび治療標的分子の同定 |
羽村 凌雅(東京慈恵会医科大学 外科学講座) 膵癌におけるライソゾーム機構の分子機序解明と革新的治療の開発 |
脇坂 和貴(北海道大学大学院医学研究院 消化器外科学教室 I) 肝癌細胞におけるWnt5aの発現の意義とβカテニン非依存Wntシグナル経路を標的とした治療への応用 |
伊勢田 憲史(九州大学 消化器総合外科) 肝細胞癌における抗癌剤耐性に関するバイオマーカーの検討 |
上記10名には賞金10万円ずつが授与されました。
令和元年度消化器癌発生学会研究奨励賞受賞者
良元 俊昭(徳島大学 消化器・移植外科) 青色LEDによる大腸癌の光受容体をターゲットとする治療法の開発 |
保田 智彦(日本医科大学 消化器外科) 胃底腺幹細胞マーカーの同定 |
井口 詔一(九州大学大学院 医系学府 消化器・総合外科) 肝癌増殖におけるoptineurin発現の意義 |
内原 智幸(熊本大学大学院 消化器外科学) 胃癌cancer associated fibroblasts由来細胞外小胞による薬剤治療抵抗性メカニズムの解明 |
村主 遼(群馬大学大学院肝胆膵外科学) 肝細胞癌における免疫チェックポイント分子(B7 family)発現の機序解明と革新的新規治療の創造 |
山田 玲央(福島県立医科大学 消化管外科学) 胃癌発生に関与するCDX2とIL-6/STAT3シグナルの検討 |
梅田 晋一(名古屋大学 消化器外科学) LAMP5/VSX1遺伝子の胃癌転移形成責任分子としての機能解析 |
上記7名には賞金20万円ずつが授与されました。
平成30年度消化器癌発生学会研究奨励賞受賞者
芦澤 舞(福島県立医科大学 消化管外科学講座) ARID1A変異胃癌の分子生物学・臨床病理学的解析 |
胡 慶江(九州大学 消化器・総合外科学) 公共データベースを用いて同定した新規癌遺伝子OSBPL3の胃癌における生物学的意義と臨床学的意義 |
三輪 高嗣(名古屋大学大学院医学研究科 消化器外科学専攻) ゲノム編集技術を応用した胃癌肝転移関連分子の機能解析 |
山中 崇弘(群馬大学大学院 肝胆膵外科学) 肝細胞癌に対する癌関連線維芽細胞を標的とした新たな治療開発を目指した基礎研究 |
山田 眞一郎(徳島大学 消化器・移植外科) 肝胆膵外科悪性腫瘍における腫瘍関連マクロファージ活性化の機序解明に関する研究 |
菅野 伸一(札幌医科大学 消化器内科) ESD検体を用いた大腸発癌早期におけるFusobacterium解析とエピゲノム異常との関連性 |
島垣 智成(国立国際医療研究センター 肝炎・免疫研究センター) microRNAによる肝細胞癌の高悪性度形質転換の分子機序解明 |
上記7名には賞金15万円ずつが授与されました。
平成29年度消化器癌発生学会研究奨励賞受賞者
原田 結(九州大学) 腫瘍組織の特性を反映する新規定量法に基づいたがん難治性メカニズムの解明 |
石井 範洋(群馬大学大学院病態総合外科) 癌関連線維芽細胞を標的とした膵癌の新たな治療戦略 |
中司 悠(九州大学 消化器・総合外科) 散発性大腸癌におけるBRAF(V600E)変異の効率的な検出法の確立とそれを利用した新しい治療法の構築 |
柏原 秀也(徳島大学 消化器・移植外科学) 大腸癌細胞に対するLEDの効果と光受容体の関与についての研究 |
六反 啓文(国立がん研究センター 研究所) 胃粘液癌の包括的ゲノム解析及び予後層別化への応用 |
末永 雅也(名古屋大学大学院医学系研究科 消化器外科学) リキッドバイオプシーを応用した膵癌術前治療に対する新規効果判定法の開発 |
下川 雅弘(九州大学大学院 消化器・総合外科) ストレス応答転写因子Nrf2をターゲットとした肝細胞がんの進展及び細胞内代謝改変の制御に関する研究 |
高橋 遼(群馬大学大学院医学研究科 総合外科学) 微小腹膜播種モデルマウスにおけるLuciferase assayを用いた新規の薬効評価法の検討 |
上記8名には賞金15万円ずつが授与されました。
平成28年度消化器癌発生学会研究奨励賞受賞者
坂本 直也(広島大学大学院医歯薬学総合研究科分子病理) CRISPER/Cas9を用いた腸型・胃型胃癌オルガノイドモデルの樹立 |
木村 明春(群馬大学大学院病態総合外科学) 接着分子に注目した胃癌化学療法の抵抗性についての研究 |
堤 智崇(九州大学消化器・総合外科) 食道扁平上皮癌におけるPD-L1発現と上皮間葉移行の生物学的意義に関する研究 |
塚越 真梨子(群馬大学大学院 肝胆膵外科学) 核-細胞質間輸送蛋白KPNA2を標的とした胆管癌の新たな治療戦略 |
田中 晴祥(名古屋大学附属病院) 胃癌肝転移に対する特異的診断・治療標的分子の開発 |
王 歓林(九州大学機能病態病理学) 肝細胞がんにおけるSALI4,HDAC1およびHDAC2発現の生物学的意義に関する研究 |
栗原 弘義(JR札幌病院) Molecular classificationに基づいた大腸癌のmicroRNA解析と診断・治療への応用 |
岩橋 衆一(徳島大学 消化器・移植外科) 肝星細胞による肝癌進展増強・薬剤耐性獲得の機序解明に関する研究 |
波多 豪(大阪大学大学院医学系研究科外科学講座消化器外科学) 大腸癌発癌過程でのmicroRNAによるエピゲノム変化の解析 |
濱田 隼一(京都府立医科大学 消化器外科) 食道扁平上皮癌におけるRNA結合蛋白質TIA1の機能制御による抗腫瘍効果の検討 |
上記10名には賞金10万円ずつが授与されました。
平成27年度消化器癌発生学会研究奨励賞受賞者
清水 大(名古屋大学大学院 医学研究科 消化器外科学) Transcriptome解析により胃癌肝転移関連遺伝子として検出したG protein-coupled receptor 155(GPR155)の発現及び機能解析 |
岩槻 政晃(熊本大学大学院 消化器外科学) 消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor ; GIST)におけるイマチニブ耐性に関与するmicroRNA-gene pathwayの同定 |
三橋 慧(札幌医科大学消化器・免疫・リウマチ内科学講座) 消化器発癌における常在微生物群ゲノムの重要性と分子異常・免疫応答との関連 |
向山 順子(神戸大学大学院医学研究科外科学講座食道胃腸外科学分野) がん幹細胞特異的マイクロRNAを標的とした大腸がん新規治療法の開発 |
上記4名には賞金20万円ずつが授与されました。
平成26年度消化器癌発生学会研究奨励賞受賞者
五十嵐 央祥(札幌医科大学 消化器・免疫・リウマチ内科学講座) 大腸腫瘍の分子診断・個別化治療における新規バイオマーカー探索を目指したnon-coding RNAの網羅的解析 |
大原 利章(岡山大学大学院 医歯薬総合研究科 消化器外科) 固形癌に対する除鉄誘導療法の確立 |
神田 光郎(名古屋大学 消化器外科学) 早期診断への応用を目指した、膵癌前癌病変の癌化過程に関わる新規遺伝子変異の同定 |
財津 瑛子(九州大学大学院 消化器・総合外科) 胃癌におけるEncoding phosphate and tensin homolog(PTEN)の発現と予後及びHER2発現との関連に関する検討 |
澤山 浩(熊本大学大学院 消化器外科学) 嫌気性代謝関連蛋白による抗癌剤耐性機序の解明と低分子化合物を用いた新規治療法の開発 |
田尻 裕匡(九州大学大学院 消化器・総合外科) がん細胞の浸潤・転移におけるDOCK1の役割とその制御機構の解明 |
林 洋光(熊本大学大学院 消化器外科学) ヒト癌組織における腫瘍抑制シグナルHippo pathwayの破綻による癌幹細胞能獲得機構の解明と臨床的特徴へのアプローチ |
渡辺 亮(群馬大学 病態総合外科学(第一外科)) IPMNにおいてSTMN1は増殖シグナルを活性化させ発癌に寄与する |
上記8名には賞金15万円ずつが授与されました。
平成25年度消化器癌発生学会研究奨励賞受賞者
田中 守(名古屋市立大学 消化器・代謝内科) 新規光感受性物質である糖鎖連結クロリンによる光線力学的診断の開発 |
川俣 太(北海道大学病院 消化器外科学分野I) 大腸癌浸潤・転移におけるchorionic gonadotropin-βの機能解析とその臨床応用 |
戸島 剛男(九州大学大学院 消化器・総合外科) 肝細胞がんにおけるオートファジーの生物学的意義について |
宮林 弘至(東京大学 消化器内科) 膵発癌マウスモデルを用いた治療薬の効果・メカニズムの検討と新規治療標的分子の検討 |
及能 大輔(札幌医科大学 外科学第一講座) ヒト正常水管上皮細胞及び膵癌細胞株を用いたPKCシグナル分子を標的とした膵癌分子標的治療の基礎的研究PKCα阻害作用とタイト結合発現調節機構 |
品川 慶(広島大学病院 内視鏡診療科) 骨髄間葉系幹細胞の大腸癌増殖促進機構におけるメタロチオネインの重要性に関する研究 |
中島 雄一郎(広島赤十字・原爆病院 外科) 食道扁平上皮癌のcollective cell invasionにおけるpodoplanin発現の意義に関する研究 |
平成24年度消化器癌発生学会研究奨励賞受賞者
大上 直秀(広島大学大学院医歯薬学総合研究科分子病理学) 胃癌細胞の非対称性分裂時における胃型・腸型形質発現の変化 |
島田 周(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科分子腫瘍医学分野) 未分化型胃がんマウスモデルを利用した新規分子標的治療薬の開発 |
武谷 憲二(九州大学 消化器・総合外科) 大腸癌転移におけるWnt-β-カテニン経路でのATF3の新規バイオマーカーとしての意義の解明 |
馬場 祥史(熊本大学 医学部 消化器外科) CGH microarrayを用いた食道癌LINE-1 hypomethylationの機能的メカニズム解析 |
坂部 友彦(鳥取大学大学院医学系研究科遺伝子医療学) 肝癌幹細胞における細胞内シグナルネットワーク解析 |
平成23年度消化器癌発生学会研究奨励賞受賞者
石本 崇胤(熊本大学 消化器外科) 消化器癌細胞におけるCD44を介したROS制御機構の解明と治療への応用 |
北原 秀治(東京女子医科大学 医学部 解剖学・発生生物学講座) 微小循環系の制御が腫瘍の悪性化抑制につながるか? |
神藤 理(医療法人寿楽会 大野記念病院 外科) 胃癌の増殖進展におけるTGFβR/Smadシグナルの意義と分子標的治療の検討 |
仙谷 和弘(広島大学大学院医歯薬学総合研究科 分子病理) 消化管癌転移巣の探索的オミックス解析による診断・治療マーカーの同定と癌幹細胞との関連 |
間野 洋平(九州大学大学院 形態・機能病理) 肝細胞癌の増殖・進展におけるSTAT3シグナルの役割と腫瘍関連マクロファージによるSTAT3活性化の解明に関する研究 |
安藤 幸滋(九州大学大学院 消化器・総合外科) 胃癌におけるシャペロンタンパク質Mortalinによるp53抑制の分子機序解明 |
能正 勝彦(札幌医科大学 第1内科) 消化器癌のグローバルDNAメチル化、microRNAの異常発現の解析とそれらを標的とした予後予測、個別化治療の可能性 |